OUR VIEW ON AI

AIっぽさは、
どこに出るのか。

言の葉+は、AIを使います。
でも、AIに判断まで預けるつもりはありません。

使ったうえで、何を残さないか。
私たちが考えているのは、その先です。

AI HUMAN JUDGMENT

AI OUTPUT HUMAN DECISION

効率は借りる。
判断までは、預けない。

USE IT, BUT...

使うかどうかは、
もう論点ではありません。

言の葉+は、AIを日常的に使っています。

調べ物の下ごしらえ。構成の叩き台づくり。書き上げた原稿の読み直し。公開している制作サンプルのサイトも、AIを使いながら組み立てました。

使わないという選択は、もうしていません。そのほうが速く、そのぶん考える時間が増えるからです。

一方で、AIでつくられたことがすぐに分かってしまう記事やサイトが増えているのも事実です。

  • 調べる 調べ物の下ごしらえ
  • 整理する 構成の叩き台づくり
  • 試す 書き上げた原稿の読み直し
  • 実装する 制作サンプルのサイトの組み立て

私たちが向き合っているのは、使うかどうかではありません。
使ったうえで、何を残さないかです。

THREE WEAKNESSES

AIには、
構造的な弱点があります。

AI記事監修のページでも書いていることですが、AIの弱点は3つに整理できます。

  • 事実 ── もっともらしく、誤る

    数字、制度、固有名詞。読みやすい文章ほど、誤りは見えにくくなります。なめらかで一見それらしいので、書いた本人も気づけません。

  • 一次情報 ── 持っていない

    取材の内容、その会社だけの経験、現場でしか分からない判断。AIはそれらを持っていません。持っていないので、どこかで読んだ一般論に寄ります。

  • 構成 ── 一般論を並べやすい

    読み手が本当に知りたいことより、一般的な情報を並べやすい。網羅されているのに、読み終えても何も決められない記事ができあがります。

これは能力の問題ではありません。
仕組み上そうなる、という話です。

WHERE “AI-LIKE” APPEARS

同じ弱点は、
Webサイトにも出ます。

ここからが、あまり語られていない部分だと思っています。

「AIっぽい記事」と「量産されたようなWebサイト」は、別々の問題として語られがちです。でも私たちは、両方をつくっている立場から見て、原因は同じだと考えています。

一次情報を持っていない → 汎用の型に流し込むしかない

その会社にしかない材料がなければ、どの業種にも当てはまる構成に頼るしかありません。

アイコンと見出しと2行の説明が並んだ、中央揃えの3カラム。豆電球はアイデア、握手は信頼、盾は安心。どのサイトでも同じ意味で使われていて、もう誰も見ていません。

材料がないからその形になるのであって、その形が悪いわけではありません。

一般論を並べやすい → 判断できない言葉が並ぶ

「豊富な実績」「充実したサポート」「安心の体制」。

何件なのか、何時間対応なのか、誰が担当するのか。数字も条件も書かれていないので、読んだ人は他社と比べられません。間違ってはいないけれど、判断材料にならない言葉です。

そして、決めていない

これがいちばん大きいと思っています。

角丸は8px。影は全要素に同じ値。セクションの余白は上下80pxで最後まで一定。差し色はボタンとアイコンだけに出てきて、ページの地色はずっと白かグレー。アニメーションはすべて同じ速度、同じ距離でフェードイン。ボタンの文言は全部「詳しくはこちら」。

ひとつずつは小さな話です。ただ、共通しているのはどれも決められていないということ。初期値がそのまま残っている状態です。

DEFAULT

決めていないものが、
そのまま残る。

  • 中央揃えの3カラム
  • 豆電球・握手・盾のアイコン
  • 全要素に同じ角丸と影
  • 全セクション同じ余白
  • ボタンは全部「詳しくはこちら」

DECIDED

意味に合わせて、
ひとつずつ決める。

  • 誰に向けるか
  • 何を軸にするか
  • 何を強く見せるか
  • どこに余白を置くか
  • 何を載せないか

AIっぽさの正体は、
「決めていないこと」かもしれない。

WHAT WE DECIDE

では、
何を決めるのか。

AI記事監修のページに、こう書いています。

記事の品質は、書き始める前にほぼ決まります。

サイトも同じです。デザインを始める前に、決めておくことがあります。

WHO

誰に向けるかを決める

架空の製造業向けにつくった採用サイトの作例では、最初に読み手を絞りました。

誰にでも響く言葉を探すのではなく、届けたい人を先に決める。そのうえで、その人が抱える不安から逆算して、必要なコンテンツを組み立てています。

登場する社員インタビューが3本あるのは、3人載せると見栄えがいいからではありません。求職者が持つ3つの不安に、それぞれ答えられる人を選んだ結果です。

青澄テクニカ 採用サイト|制作意図を見る

AXIS

何を軸にするかを決める

架空の税理士事務所サイトの作例では、「数字を説明する」ではなく「数字をひらく」という言葉を軸に置きました。

軸が決まると、17ページ全体の並べ方が決まります。サービスの説明を並べるのではなく、相談者が判断していく流れとしてサイトを設計する。実績紹介も「何をしたか」ではなく「判断がどう変わったか」で書く。

軸を決めていなければ、この判断はどれも生まれません。

ひらく税理士事務所 サイト|制作意図を見る

REMOVE

何を載せないかを決める

決めるという作業の半分は、載せないものを選ぶことです。

言いたいことを全部載せたページは、読み手にとっては何も言っていないのと同じになります。優先順位をつけられるのは、その会社のことを理解している人だけです。

DETAILS

聞かれなければ、
気づかれません。

正直に書くと、ここまで挙げた判断のほとんどは、訪問した人には気づかれません。

行間をいくつにしたか。差し色を用途ごとに分けたか。見出しの改行位置を意味の区切りに合わせたか。誰も気にしませんし、気にする必要もありません。

判断の総量が、
「ちゃんとつくられている感じ」として伝わる。

私たちの作例は、すべて架空の企業を想定した自主制作です。それでも、実際の一件と同じ密度でつくりました。密度は、細部にしか宿らないと思っているからです。

EFFICIENCY + JUDGMENT

効率は借りる。
判断までは、預けない。

AIは、調査も、整理も、下書きも引き受けてくれます。使えるところは使います。

ただ、公開されたものに責任を持つのはAIではありません。

  • その情報は事実か。
  • その言い方でその会社らしいか。
  • 読んだ人が誤解しないか。
  • 載せるべきか、載せないべきか。

AIが書いたかどうかではなく、
誰が確かめ、誰が責任を持つか。

言の葉+が大切にしているのは、そこだけです。

MORE ABOUT AI

考え方の先に、
実際の制作があります。

AIを使うことも、
使わないことも。
最初に決めます。

制作工程でのAI利用についてご希望がある場合は、
ご相談の段階でお知らせください。

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