RECRUITMENT SITE / DEMO PROJECT

採用サイトは、
言葉から設計する。

架空の中小製造業「青澄テクニカ」を題材に、採用課題の整理から、ターゲット設定、コンセプト開発、社員インタビュー、カメラマン手配を含む写真ディレクション、Webデザイン・実装までを想定して設計しました。

見た目を整えるだけではなく、求職者が仕事内容と会社の実像を理解し、自分に合う職場かを判断できる採用サイトを目指した作例です。

  • 採用サイト
  • 製造業
  • 企画・構成
  • 取材・執筆
  • Webデザイン

本作例は、言の葉+の採用サイト制作力を示すために制作した架空デモです。企業・人物・エピソード・求人条件・数値はすべて架空で、実在する求人ではありません。掲載写真の一部には生成画像およびイメージ素材を使用しています。

青澄テクニカ採用サイトのTOPページ。左に「正解のない一台を、つくる。」の大きな見出し、右に検査装置の前に立つ技術者の写真が並ぶPC画面。
同じTOPページのスマートフォン表示。見出しとリード文が縦に積まれ、その下に人物写真が続く画面。
  • 10PAGES採用サイト全10ページ
  • 03INTERVIEWS各約3,800字規模
  • 01PROJECT STORYプロジェクトストーリー1本
  • 18VISUALS公開用ビジュアル18点

募集要項だけでは、仕事の面白さも、会社の変化も伝わらない。

最初に設定したのは、東京都昭島市で画像検査装置をつくる、従業員64名の中小製造業です。

受注は安定している一方で、ベテラン社員に知識が集中し、若手・中堅技術者の採用と技能継承が課題になっている。20〜30代の中途社員が増え、部署を越えて相談する文化も育っているのに、既存の採用ページは募集要項だけ。求職者からは、仕事の中身も、職場の変化も見えません。

この設定から、単に応募数を増やすのではなく、仕事内容を理解した応募者を増やし、入社後の「想像していた仕事と違う」を減らすことを採用目標に置きました。

  1. 01何をつくっている会社なのか伝わりにくい
  2. 02仕事が専門的で、求人票だけではイメージしづらい
  3. 03中小製造業に対する「古い・厳しい」という先入観がある
  4. 04若手が成長できる環境か分からない
  5. 05残業・休日・人間関係への不安を解消できていない

ここで示す企業設定・採用課題は、デモ制作のために設定した架空のものです。

誰にでも響く言葉ではなく、届けたい人を先に決める。

主軸ターゲットは、多摩地域で長く働きたい27〜35歳の技術職経験者です。

機械設計、電気設計、設備保全、製造・組立などの経験がある。一方で、現在の職場では工程が細分化され、自分の担当外が見えない。顧客の課題から装置の完成まで関わりたい。都心への長時間通勤や全国転勤を避け、地域に根を張って働きたい——そんな人物を想定しました。

ただし、中小企業の待遇や残業、教育体制、古い社風には不安がある。そこで、格好よさだけを見せるのではなく、仕事の難しさ、失敗、合わない可能性まで含めて伝える方針にしています。

現在感じていること転職先に求めること

現在担当範囲が細かく、製品全体が見えない

求める構想から完成まで関わりたい

現在都心への通勤時間が長い

求める多摩地域で働き続けたい

現在顧客の反応が見えない

求める自分の仕事がどう役立つか知りたい

現在中小企業の教育や働き方が不安

求める数字と社員の声の両方で確かめたい

副ターゲットものづくりに興味はあるものの、製造業の仕事を具体的に知らない新卒・第二新卒も想定。仕事の流れと入社後の育成を、専門知識がなくても理解できるように設計しました。

求職者の不安から、必要なコンテンツを逆算する。

ページ数を先に決めるのではなく、求職者が応募前に抱く不安を洗い出し、それに答えるコンテンツを配置しました。

求職者の不安対応するコンテンツ

何をつくっている会社か分からない

ABOUTの事業説明・WORKの6工程・PROJECT STORY

中小企業で成長できるのか

社員の失敗と成長・入社後3年間の育成

古い職場ではないか

自然な職場写真・若手とベテランの具体的な会話

未経験でも大丈夫か

第二新卒社員のインタビュー・育成フロー

残業や休日はどうか

数字・一日の流れ・社員Q&A

人間関係が合うか

部門を越えたやり取り・3人への共通質問

情報量を増やすこと自体が目的ではありません。求職者が「知りたいことへ辿り着けるか」「良い面だけでなく、自分に合うかを判断できるか」を基準に、全10ページへ整理しています。

  • TOP全体の世界観と主要導線
  • ABOUT会社・事業・歴史を知る
  • WORK仕事の流れと職種を知る
  • PEOPLE3つの立場から、働く実像を知る
  • STORY一台が完成するまでの協働を知る
  • CULTURE数字・育成・地域・Q&Aを知る
  • JOBS条件と選考を確認し、応募判断をする
青澄テクニカ採用サイトTOPページの全体像を3列に分割して並べた縮小画面。ヒーロー、事業説明、プロジェクトストーリー、仕事紹介、社員紹介、働く環境、募集要項の順にセクションが並ぶ。
TOPページ全体の構成(左列の上から右列の下へ続きます)。上から順に、世界観 → 事業 → プロジェクト → 仕事 → 人 → 地域 → 募集へ導線をつないでいます。

企業の仕事と、求職者の動機が重なる言葉をつくる。

正解のない一台を、つくる。

青澄テクニカがつくるのは、カタログから選べる製品ではありません。

何を検査するのか。どの角度から見るのか。どんな光なら、見えなかった傷が浮かび上がるのか。顧客の製品と製造ラインに合わせ、営業、設計、制御、製造が一台ずつ答えを探します。

「正解のない一台を、つくる。」は、一品一様の装置づくりを表すと同時に、決められた作業だけではなく、チームで考えたい求職者へ向けた言葉でもあります。

このコンセプトを軸に、各ページのコピーも展開しました。

  • 事業見えない差まで、見つけにいく。
  • 仕事図面の外まで、考える。
  • 人一人では、完成しない。
  • 地域東京で、ものづくりを続ける。
  • 採用次の一台を、あなたと。

コピーを飾りとして置くのではなく、ページの役割と社員の語る内容が同じ方向を向くように設計しています。

採用サイトのMISSIONセクション。「見えない差まで、見つけにいく。」の見出しと事業説明の本文、検査カメラを調整する手元の写真が並ぶ画面。

三人いればいいのではなく、三つの不安に答えられる人を選ぶ。

社員インタビューは、年齢や部署を均等に並べるためのものではありません。求職者が知りたいことに答えられる視点から、登場人物を設計しました。

秋山直人のインタビューページ冒頭。装置をトルクレンチで調整する写真の下に「図面どおりに組むだけなら、きっと続いていなかった。」の見出しが続くスマートフォン画面。

秋山直人|製造・組立|2023年入社

転職して間もない若手社員の視点。入社前に仕事をどこまで理解していたか、図面どおりに組むだけではない製造の役割、初めて顧客工場へ行った経験を語ります。

答える不安「入社後についていけるか」「若手でも意見を言えるか」

宮原綾のインタビューページ冒頭。図面と部品を見比べる写真の下に「お客様の「できない」を聞いたところから、設計が始まる。」の見出しが続くスマートフォン画面。

宮原綾|機械設計|2021年入社

大手メーカーから転職した中堅社員の視点。担当範囲の違い、組立担当からの指摘、顧客の言葉を設計要件へ変える仕事を語ります。

答える不安「中小企業へ転職して成長できるか」「設計者の裁量はどこまであるか」

佐伯圭介のインタビューページ冒頭。制御盤の配線を診断機器で確認する写真の下に「動いた瞬間より、動き続けた瞬間がうれしい。」の見出しが続くスマートフォン画面。

佐伯圭介|制御設計リーダー|2009年入社

会社の変化を知るベテラン社員の視点。技術を身につけた過程、リーダーとして若手へ任せる基準、属人的なノウハウを残す取り組みを語ります。

答える不安「教育してもらえるか」「古い職場ではないか」「長く働けるか」

各記事は約3,800字規模。成功談だけでなく、入社前の不安、失敗、考え方の変化、合う人・合わない人が伝わる具体的なエピソードを配置しました。

本作例の人物とインタビュー内容は架空です。実際の取材案件を想定し、質問設計と回答の掘り下げ方が分かる原稿として制作しています。

採用サイトのPEOPLEセクション。「一人ひとりの視点が、次の答えになる。」の見出しの下に、3人の社員写真が段差をつけて並ぶ画面。
3人のインタビューをデモで読む

職種説明では見えない、チームの仕事を一つの物語にする。

「機械設計」「制御設計」「製造・組立」と仕事内容を分けて説明しても、実際にどう連携するのかまでは伝わりません。

そこで、0.3ミリの傷を検出する一台の装置を題材に、相談から納品までの142日を9つの工程で描きました。

PROJECT STORYの冒頭。相談から納品までの日数142、検証した照明の組み合わせ18、試作した機体数2、顧客から預かった部品460の4項目が横並びで表示された画面。
  1. 人によって判定が分かれる検査基準の整理
  2. 見たい傷だけが見えない撮像条件の検証
  3. 市販機では解決できないという判断
  4. 速度が足りなかった最初の試作
  5. 図面には表れなかった組立上の問題
  6. 加工油を傷と判定した過検出への対応
  7. 実際の検査員による操作確認
  8. 一日動かして初めて分かった詰まり
  9. 顧客ラインでの最終確認

順調に完成した話ではなく、失敗と変更の積み重ねを見せることで、三職種それぞれの専門性と、部署を越えて考える会社の仕事を具体化しています。

PROJECT STORY本文。左にDAY 001という日付ラベル、右に見出しと本文、赤い罫線つきの引用が並ぶ画面。
PROJECT STORY末尾の「三人の振り返り」。宮原・佐伯・秋山の写真とコメントが3列で並ぶ画面。
PROJECT STORYを読む

製造業らしさを残しながら、「よくある採用サイト」から離れる。

デザインコンセプトは、Industrial Editorial|工場を、雑誌の特集のように見せる。

製造業の採用サイトで多く使われる、重厚な黒、企業的な青、火花や巨大設備のイメージには寄せませんでした。明るい余白の中に、金属、図面、人の手、装置の質感を置き、専門性を威圧感ではなく、知性と静かな格好よさとして表現しています。

写真も、人物が正面を向いて笑うカットだけではなく、工具を扱う手元、図面を見る視線、部門を越えて画面を確認する場面を中心に構成しました。

公開用ビジュアルは18点。人物ごとに顔立ち、年齢、服装、役割を固定し、TOP、一覧、個別記事で同一人物として見えるよう調整しています。

掲載写真の一部には生成画像およびイメージ素材を使用しています。実際の案件では、撮影対象・必要カット・掲載箇所を整理した撮影指示書を作成し、必要に応じてプロカメラマンを手配。カメラマンや社内担当者と事前に共有しながら撮影を進めます。

採用サイトTOPページのPC表示とスマートフォン表示を並べた比較。同じ内容が画面幅に応じて縦積みへ切り替わる。
PC・タブレット・スマートフォンの3段階で表示を確認し、横スクロールが起きない構成にしています。

原稿だけ、デザインだけではなく、採用サイトの中身から一緒につくる。

今回の作例では、以下を一つの流れとして制作しました。

  1. 01採用課題の整理

    現在の採用ページと社内の課題を整理する。

  2. 02採用ターゲットの設定

    経験、地域、転職理由、不安まで具体化する。

  3. 03採用コンセプト・コピー開発

    会社の仕事と、求職者の動機が重なる言葉をつくる。

  4. 04情報設計

    求職者の不安から、必要なページと導線を決める。

  5. 05取材設計・執筆

    誰に何を聞くかを決め、社員インタビューやストーリーへ落とし込む。

  6. 06写真・ビジュアルディレクション

    必要な場面、構図、人物の見せ方を設計する。

    撮影が必要な場合は、案件に応じてプロカメラマンを別途アサインできます。必要なカットや構図の設計、撮影前の情報共有まで言の葉+が担当します。撮影費は55,000円(税込)〜を目安に、時間・場所・内容に応じて個別にお見積もりします。交通費等が別途発生する場合があります。

  7. 07Webデザイン・実装

    PC、タブレット、スマートフォンで確認し、WordPressへ実装できる形に整える。

制作物

  • 採用サイト全10ページ
  • 社員インタビュー3本
  • プロジェクトストーリー1本
  • 公開用ビジュアル18点
  • PC/タブレット/スマートフォン対応
  • 募集要項・選考導線
  • 架空デモであることを示す案内モーダル

完成した採用サイトを、実際の画面でご覧ください。

TOPだけでなく、事業紹介、仕事紹介、社員インタビュー、プロジェクトストーリー、働く環境、募集要項まで、全10ページを制作しています。

架空企業の採用サイトデモです。実際の応募はできません。

Turn your company’s story into a reason to apply.

採用サイトを、求人票の置き場で終わらせない。

仕事内容や社員の魅力は、社内にいても案外うまく言葉にできないものです。

言の葉+では、採用課題の整理から、社員インタビュー、コンセプト・コピー開発、ページ構成、原稿執筆、Webデザインまで、必要な範囲を一緒に組み立てます。

採用サイト全体の制作はもちろん、インタビュー記事や採用コンテンツだけのご相談にも対応します。